ステディは自作のTシャツを毎日着てるの

【ステディ】シルクスクリーン印刷で疑惑の自作Tシャツを作ったステディ【Tシャツくん】

2021.05.05 / 千葉N子

「実験してた!」――朝、起きたらステディからのライン。なんのこっちゃ?と思っていると、Tシャツプリントをしていたとのこと。「今日着ていくね!!」とステディは嬉しそう。

そういえば、この間、私がマディソンブルーのHelloTシャツを着ていたら「すごい、それ可愛い!!」って食いついてたっけ。あんな感じのTシャツを作ったのか……?

 

 

ステディが家の前に着いたというので、外に出ると……。

 

 

 

 

 

 

バイ―ン!!!

まさかのステディTシャツを着ていた……!!!!

 

 

 

 

 

「ステディが太めだから、フォントも太めにしたの!」と嬉しそうにTシャツを指さすステディ。すごいクオリティだわ……お店で買ったTシャツみたい。

「ステディ」なんて書いたTシャツ、なかなかないわよね……?

 

ステディは Tシャツくん というアイテムを使ったそうで、その機材にはお金がかかるのですが、Tシャツを1枚作る費用としては、

OHPシートが120円、スクリーンが880円、Tシャツが1000円、インク50円くらい。

計2050円ほどだったのだとか(大体、複数枚入りなので1枚に換算してます)。

2枚目以降は手間もグッと省けるので、趣味としてはなかなかよさそうじゃないかしら。

 

というわけで、今回はステディのTシャツづくりに密着してみました!(興味ない方は最後にひゅーんと飛んでもらえれば!)

 

☆ステディのTシャツづくり☆

 

 

 

まず用意するのは Tシャツくん というアイテム。

これがなくてもできるようですが、Tシャツのスクリーン印刷が簡単にできるアイテムとして有名なんだそうです。

一度版を作れば、何回でもそのデザインのTシャツを安価で刷ることができるのがポイント。サークル活動とか、イベントとか、大人数で同じデザインのTシャツを着るときなんかに重宝しそうだわ?

 

シルクスクリーン印刷って?

 

シルクスクリーンとはどんなものかというと、1色ごとに版を作ってインクを刷る技法のこと。プリントというと、アイロンプリントが手軽ですが、複数枚作るときには、アイロンプリントだと何枚も必要です。その点、スクリーン印刷の場合は、版さえできれば同じデザインのTシャツを何枚も作れるのでお得。

穴の空いたメッシュ素材に、穴の空いた部分と穴のふさいだ部分を作り、上からインクを乗せると、穴の部分からだけインクが浸みて、デザイン完成――これがシルクスクリーンの技法です。昔はこのメッシュ生地がシルクだったので、「シルクスクリーン」と呼ぶんだって。

難点は、1色ごとに版が必要なので、カラフルなTシャツは不向きということ。2色刷りくらいならイイ感じに作れるようです。

 

 

 

〇シルクスクリーンのオリジナルTシャツの作り方

 

光が当たると固まる特殊な乳液が塗ってある太陽精機 Tシャツくん ミドルスクリーン 120 5枚組 02-3905を使用。

 

メッシュの穴の大きさでタイプが分かれるそうですが、ステディは目の細かい120メッシュのものを使ったそう。

ちなみに、メッシュの穴が細かいと印刷も細かくなり、インクの色飛びなどが少なくなるのですが、反面、目詰まりしてしまう可能性もあがるそうです。

 

Tシャツを作るためには、まずはスクリーンに紫外線を当ててあげる必要があります(感光というらしい)。

ステディはこんなふうにイラストレーターでデザインして、OHPフィルムに印刷。

 

 

 

透明なフィルムにデザインを印刷して、光を通す部分と通さない部分を作ります。露光作業を失敗しないように、ステディは4枚も重ねたみたいです。

 

 

 

 

 

それを光で硬くなる塗料が塗ってあるシルクスクリーンに重ね、Tシャツ君にセット。

 

 

 

 

Tシャツ君の内部の蛍光灯の光がぴかーっと当たると、光が当たった部分が固まり、光の当たらなかった所は柔らかいまま。なので、水に濡らして、塗料を洗い流します。

ちなみに……ステディはこの作業に最初何度も失敗したらしい。光が当たると固まっちゃうので、日光がさんさんと当たる場所でやってしまうと全部固まっちゃうんだって。

なので、部屋を真っ暗にしてやるのがポイントみたいです。

うまくいけば、はけでべべッと網目をこすっていくと、光を通さなくて固まらなかった部分のメッシュが徐々に溶けていき、デザインがこんなふうに見えてきます。

 

 

この作業が終わったら、Tシャツにプリント!

プリントをする場所に位置を合わせて、インクをフレームの中にたっぷり乗せたら、

 

スクイジーというもの(山崎産業 水切りワイパー ウォータースクイジー バスボンくん 174348 1個 ホワイト ←Amazonで293円でした)で、まっすぐにシュッとひと塗り!

 

 

 

仕上げにドライヤーで乾かして、インクを定着させるためにアイロンをかけてあげます。

ステディ曰く、「若干含んでる水分を抜いてあげる感じー」

プリントに使ったスクリーン版は、メッシュの目が詰まらないように丁寧に洗ってインクを落とせば、100回くらいは問題なく刷れるそうです。

ただ、ここでもワンポイント。丸ごと洗いたくなりますが、隙間に水が入るとインクをにじませちゃう原因になるので、NGなんだって。

 

 

ちなみに、ステディは「こんなのも作った!」と言いながら、こんな危ないものも出してきました。

 

バイ―ン!!!!!

こ、これは……マディソンブルーの(アレに限りなく似ている)Tシャツじゃないか……!!

 

 

 

あんた、こんなもの作って大丈夫なの!?

 

 

そ、そうか……。

定価27,500円のマディソンブルーのTシャツ。似ているものがなかったから定価で購入したけど、こんなふうに自分で作れば2000円くらいで作れるの……かしら。だったら、私もやってみたいかも。

そう思い、ステディに「そのTシャツくんっていくらするの?」と聞いてみると

 

 

ギャフン!!

 

 

しかし、私のような初心者と違い、ステディはシルクスクリーンの達人でした。「自宅でTシャツを刷れたら、洋服代が浮くね」と思いながら、ステディのワードロープを見てみると……、すでに自作のTシャツがズラリ……!!

ぴええ、恐れ入りましたァ!!

Tシャツくん 恐るべしィ!!

 

後日談

 

ステディが疑惑のTシャツづくり。

黒のと白のを作ってくれたよ!

 

でゅふふふふふふふ

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サイゾーウーマンで沼コラムを連載中のアラフォーウーマン。今日も頭痛と闘いながら散財する日々
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