ステディが掘られたい相手

ある日、ステディと一緒にテレビを見ていたら、ステディが突然こう言いました。

「あたし、この人ならいけるわ？」

テレビはCM中。CMには西島秀俊が映っていました。

私「西島秀俊？」

ステディ「そう。昔から思ってたの。私、この人になら抱かれるわ？」

―――いや、西島さんも42歳95キロのステディ（屈強な男性）を抱きたいとは思ってないと思うわよ？

ステディが謎のおねえ口調で、「いけるわ」と何度もうなずいていたので、私は爆笑してこう言いました。

私「これ、ブログに書いてもいい？」

ステディ「だめよ！！」

だめよって言われてもねえ……書きたいものは書きたいわ？

ステディ「ウーン、ブログくらいならいいかなあ。でもお手柔らかにね？僕のイメージが落ちちゃうと困るから……」

たしかに、今この瞬間、ステディのイメージが地に落ちたような感じがするわ？

私「ネコなの？タチなの？」

それでも、ジャーナリスト魂で追撃していく私！！

ステディ「ネコだね」

私「掘られるのね？」

ステディ「アーッ！！！」

私「アーーーッ！！！！」

ああ、とんだバカップルだよ。

それにしても、岩手の片田舎で、42歳と37歳のおばさん、おじさんたちに「掘られる」話をされているなんて、西島さんはつゆほども思わないだろうなあ。

芸能人って大変ねえ……？

千葉N子

サイゾーウーマンで沼コラムを連載中のアラフォーウーマン。今日も頭痛と闘いながら散財する日々