クレープはうまい

ステディ作のクレープ

2022.08.12 / 千葉N子

日夜、うまいものを研究しているステディ。

今日もまた、私が昼寝から目覚めると、台所でごそごそとなにかの準備をしていました。

「たくちゃーん、なにしてるの?」と聞くと、「クレープの準備!」とステディ。

 

 

 

 

はて?

クレープの準備???

 

 

 

 

ステディ「昔、クレープのレシピもらったこと思い出してさ、作ってみようと思ったの。それでほら、クレープ用のフライパンとトンボも用意したんだ!Amazonで600円くらいだった!!」

とっても嬉しそうに『Amazonで600円』と言うステディ……。

その純真無垢な顔を見ていると、あたしゃあ胸が痛いよ……。

ついさっきも私は約20万円のダイヤのリングをリボで買おうか迷ってたっちゅーのに……。

 

 

ステディに借金しているくせに、日夜フリマアプリをやめられない女……そんなバカ女にキミはクレープを作ってくれようとしているのかい……?

 

 

 

 

ステディは上手にクレープの生地を焼くと、自作の生クリームをひっぱりだし、オレオを砕き、バナナを乗せて包んでくれました。

それがこれよ!!

ステディ作・チョコバナナクレープ!

 

私はできあがった瞬間、「にょほー!!」と叫び、速攻で食べようとしました。

すると、ステディは「まだ食べちゃダメ。ナイフとフォークを用意しよう」と一言。

あたしゃ、自分が恥ずかしくなったよ……。

食い意地だけは一人前。

なにもしないくせに、ステディのクレープだけは光の速さで食べようとしていたなんて……。

 

 

ステディにナイフとフォークを持ってきてもらい、食べると、甘さ控えめでとーっても美味!!

思わず「これはぺろりよ!!」と言うと「やったあ」とステディは嬉しそうに笑いました。

ああ、なんということだ、ステディ……。

キミはなんていい奥さんなんだ……。

借金だらけの亭主を支え、休みの日に手作りクレープを作ってくれて「そういえば、洗濯しておいたよ!」と明るく笑いかけてくれるキミ……。

ツイッターでリヒトさんにも『夫婦は対等』が長続きの秘訣って言われたっけな……。

私もステディになにか恩返しせんといけんよなあ……(白目)

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サイゾーウーマンで沼コラムを連載中のアラフォーウーマン。今日も頭痛と闘いながら散財する日々
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