ステディ作のクレープ
日夜、うまいものを研究しているステディ。
今日もまた、私が昼寝から目覚めると、台所でごそごそとなにかの準備をしていました。
「たくちゃーん、なにしてるの?」と聞くと、「クレープの準備!」とステディ。
はて?
クレープの準備???
ステディ「昔、クレープのレシピもらったこと思い出してさ、作ってみようと思ったの。それでほら、クレープ用のフライパンとトンボも用意したんだ!Amazonで600円くらいだった!!」
とっても嬉しそうに『Amazonで600円』と言うステディ……。
その純真無垢な顔を見ていると、あたしゃあ胸が痛いよ……。
ついさっきも私は約20万円のダイヤのリングをリボで買おうか迷ってたっちゅーのに……。
ステディに借金しているくせに、日夜フリマアプリをやめられない女……そんなバカ女にキミはクレープを作ってくれようとしているのかい……?
ステディは上手にクレープの生地を焼くと、自作の生クリームをひっぱりだし、オレオを砕き、バナナを乗せて包んでくれました。
それがこれよ!!
ステディ作・チョコバナナクレープ!
私はできあがった瞬間、「にょほー!!」と叫び、速攻で食べようとしました。
すると、ステディは「まだ食べちゃダメ。ナイフとフォークを用意しよう」と一言。
あたしゃ、自分が恥ずかしくなったよ……。
食い意地だけは一人前。
なにもしないくせに、ステディのクレープだけは光の速さで食べようとしていたなんて……。
ステディにナイフとフォークを持ってきてもらい、食べると、甘さ控えめでとーっても美味!!
思わず「これはぺろりよ!!」と言うと「やったあ」とステディは嬉しそうに笑いました。
ああ、なんということだ、ステディ……。
キミはなんていい奥さんなんだ……。
借金だらけの亭主を支え、休みの日に手作りクレープを作ってくれて「そういえば、洗濯しておいたよ!」と明るく笑いかけてくれるキミ……。
ツイッターでリヒトさんにも『夫婦は対等』が長続きの秘訣って言われたっけな……。
私もステディになにか恩返しせんといけんよなあ……(白目)
2つのブログランキングに参加しています。
「N子、読んだよ」の代わりに下の2つのタグをポチっとしてもらえると、とても嬉しいです。更新の励みになります。