思い出のジュエリー・トンボ玉のネックレス
当ブログに寄せられた、ジュエリーの思い出を掲載しています。
【Tさんの思い出のジュエリー・トンボ玉のネックレス】
中学校1年くらいの時に、とあるお祭りでそのネックレスと出会いました。
とんぼ玉のアクセサリーを売っている露天で一際目を引く青色の透明なとんぼ玉のついたネックレス。
ネックレスといってもチェーンとかで繋がっているのではなく、毛糸みたいな太めの紐で長さを調整できるタイプのものでした。
当時の私は死というモノに惹かれていたのもあり、黒色や赤色など所謂目立つ色合いが好きだったのです。
しかし、何故かその時はその海のようで空のようなとんぼ玉のネックレスから目が離せませんでした。
いつまでもそれを見つめていると、隣にいた母親が「あんたこんなの欲しいの?」と尋ねてきました。
元々アクセサリー類を付けること自体苦手な自分が興味を示すことが親には珍しかったんだと思います。
私はただただ頷きました。
1000円くらいのそれを買ってもらいその場で首にかけてもらいました。
飴玉のようにつるりとしたそれは、何故か熱を持っているように暖かく感じたのを今でも覚えてます。
それからそのネックレスは休日は首に下げ、平日は学校の鞄にこっそりと入れて常に持ち歩くようにしました。
何となく守ってもらえている気がしたんです。
毎日持ち歩いていると、ある時ぷつりとネックレスの紐が切れてしまいました。
その時私には似たような紐を持っていませんでした。
そこで当時ハマっていたゲームのキャラクターのぬいぐるみを自作していたのでそこに心臓の代わりのように入れることにしました。
入れたらぬいぐるみが動くのではないか、なんて妄想を浮かべながら入れて持ち歩くようになりました。
しかし、中学生にもなってぬいぐるみを持ち歩くなど笑われる対象でしかありません。
徐々にそれを家に置いている時間が多くなり、いつしかそれはどこかへ姿を消してしまいました。
きっともう実家にそれはないのであろうと思ってます。
ですが、あの短い間でも毎日見ていたせいか今でも鮮明にあの青さを覚えてます。海のようで空のようなあの青色を。
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【N子より】
こんなトンボ玉のネックレスだったのかな、というイメージのものを載せてみました。
トンボ玉、きれいですね!ブルーのうるうるとした表情がたまりません!
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