母ちゃんが私の借金を忘れていた!!??
母ちゃんから電話が来たぞ~~~~!!!!!
「母ちゃんの電話」といえば、妹から何度も何度も「不幸の電話」と教えられてきました。
母は酒に酔った勢いで電話をかけてきて、「もう家に帰ってくんな!!」だの「結婚は認めない!!」だの言ってくるそうなのです。
そんなわけで、私も戦々恐々としながら母の電話に出ました。
すると……。
「金曜日でかけない?」と上機嫌な母。
おや……?
私がいなくなって寂しくなったのかしら?
私「いいよ!どこに行くの?」
母「あんたの銀行をね、解約しようと思うのよ。ほら、もう200万円もマイナスになっているでしょう。そしたら、満期になっても利子のほうが高くなっちゃうからさ」
WHAT……。
母は何を勘違いしているんだ……?
あたし、360万借りたよね……?
私「あのう……今月末にも引き落としされるから、解約は無理だよ……?」
母「は!!??今月末にも引き落とし!!?聞いてない!!!」
私「いや、言ったよ……。最初に200万円借りたいって言って、3万円渡して、そのあと、360万円借りたいって言って、2万円渡したよ。ゆうちょの限度額が300万円だったから、お母さんにほかに60万円借りたんだよ」
母「知らないわよ!!!!!!」
ぐぬぬぬ……!!!!
そんなこと言ったって、あたしゃあ、今月末に80万円の支払いが残っているのよ。
ここでくじけるわけにはいかん……!!!
母「今すぐ解約よ!!解約!!じゃなきゃもう2度と家に帰ってくんな!!!」
私「無理無理無理!!!今月末にお金用意するのは無理―!!!」
母「このバカ!!!!」
ガチャン!!!!!!!!
そして嵐の如く電話は切れたのでした……。
ううう……ひどいよ、ひどいよ!!!
先々月、勇気をふりしぼって借金の申し込みをしたっていうのに、もう忘れているなんて……!!!
しかも、「もう家に帰ってくるな」だって!!!??
たった500mしか家離れてないのに絶縁かよ!!!!!!
そんなわけで、翌々日。
私はびびりつつも実家を訪ねることにしました。
最悪の場合、玄関先で怒鳴られたらすぐに帰ればいいし、荷物持って出ていけって言われたら、荷物を持っていけばいいもんね……。
そう思い、そろ~~~っと家に行き、部屋に入ると
母「ぶははははは!!!」
と、母が笑って出迎えたではありませんか。
説明しよう、母はとある病気を患ってから、腹が立つことがあると、たびたび笑ってしまうという習性があるのだ。この結果、空気は和やかになり、あまり大きな喧嘩も起こらなくなったのだ!
私「母、申し訳ねえ!!!このとおりだ!!!!絶対に借りた360万は返します!!月々10万円、もっとお金が入ったら繰り上げ返済しますので!!!」
そう言って、深々と頭を下げた私。
これぞ秘儀。「言い訳しないでとにかく謝れスタイル」!!!!!
すると、母は「ったくもう。……絶対に返しなさいよ」と言いながらも笑顔を見せてくれました。
ほッ……。
帰りにはそうめんやらうどんやらを貰い、いっぱいおみやげをもらって帰ることに。
嗚呼、たった数週間、家を出ただけだけど、ちょっと懐かしさすら感じる実家……。
これからもたまに母の顔を見に、実家に帰るようにしよーっと、と思いました。
母がキレていなければ……ね。
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