写真詐欺と言われたくなくて、ブスになるのは分かっていてもノーマルカメラで撮るのが意地よ?

【N子のこと】写真を差し替えたことをここに反省します

2021.05.06 / 千葉N子

まずは皆さんに謝罪したい……。

昨日、私は自分の画像を消し、姑息にも写真を差し替えました。

この写真を……

こっちにね。

待って!!待ってくれ!!

言い訳を先にさせてくれ!!!

この黒いTシャツを着る前、私はほかの無地のロングTシャツを着ていたんだ。

だから、このようにごついネックレスをじゃらつかせていた……ッ!!!

しかし、このように黒いTシャツにじゃらじゃらネックレスを見ると「田舎のおばさんが家じゅうにある貴金属をつけてきました」感が否めないことも分かっている……!!!

それを写真を見てから気づいたのおお!!!!!!

今の今まで、ステディに

「僕はね、日ごろ思うことがあるんだよ。N子ちゃんは毎回毎回すごい顔の自画像を描くでしょう。で、『俺の彼女ってこんなかなあ……』と思って、実物のN子ちゃんを見ると、『あら、可愛い』ってなるんだよ。それを僕はN子マジックと呼んでいる。逆詐欺みたいな」

とかなんとか言われ、すっかり自己イメージが『歳の割に可愛い』になっていた私は「えへへ~、N子の実物はイケてるのさッ☆」とか思っていたのですよ。

しかし―――、

昨日、Tシャツができたとき、ステディが無邪気に「撮ってあげるよ~」と言ってくれて、撮ってくれた写真。そこに映っていたのは―――

KUSOBABAAだった!!!!!!!!

びえーーーーん!!!!あ、あたしゃ……あたしゃいつからこんなヤマンバみたいな顔になったんだ!!しかもしかもしかも、カメラは残酷です。見よ、この腹!!!!

 

 

バイーーン!!!!

 

うおおおおおおおおおおおおおお

 

こんな……こんなことってある……?

あたいのカメラはとんでもなくブスに映るようになっているんだわ。

そう思い、我が家の犬を同じノーマルカメラで撮影すると―――

 

 

 

……おいおい。

普通に可愛いじゃねえか。

 

 

 

 

 

 

やはりカメラがおかしいわけではなさそうだ。問題は被写体の……あたし。

あたいは今年で36歳。今まで愛されて36周年。面白おかしく生きてきたけど、その間に着々と細胞は劣化し、肌は衰え、髪もパサパサになっていったのだ……。

こうなったら、可愛い服を買うしかない!!!今すぐに可愛いもので着飾って、「私」の劣化をちょっとでも防ぐしかないッ!!!

 

翌日。私はイオンモールへと鼻息荒く出かけました。イオンモール2階を歩いていると、爽やかなお兄さんがスタスタスタ~っと近寄ってきます。

そして

 

と言いながら、ポケットティッシュが大量に入った袋を差し出すと、「3個もらっちゃってください!昨日までのフェアだったんですけど、余っちゃって」と言ってきました。

 

あ、はん? なるほど。昨日はゴールデンウィーク。なにかのフェアをやっていて、ポケットティッシュを配っていたけど、大幅に余っちゃったわけね。WIFIルーターとか、イオンカードの勧誘でもやっていたのかしら?

まあ、いいわ。私は年中鼻炎持ち。ティッシュはいくらあってもかまいませんことよ。

 

「ところでゴールデンデンウィーク中はイオンに来られましたか?」

 

お兄さんがそう聞くので、「いいえ」と答えると、お兄さんは笑顔のまま、「そうなんですね!そしたらすごくラッキーですよ!好きな色をプレゼントします!!こっちにきて、どれでも好きな色を差し上げます!」と言いだいました。

好きな色???

なんのこっちゃ???

あたいが好きな色はティファニーブルーだけど、服はモノトーンのほうが好きで、小物は白を買うと決めているわ? で、一体なんの色の好みを聞きたいのよ。

 

「何の色なんですか?」

 

 

WHAT!!!!????

 

よく見れば、たしかにティッシュには「ウォーターサーバーシェアNO1」と書かれていました。お兄さんは

「フェアも終わりなので、もう好きな色あげちゃおっかーってなったんです。すごくラッキーですよ!!」

とさらに言ってくるのですが、そんなやべえ話にのるのは未就学児くらいだろ!!!

 

たぶん……たぶんですが、浄水器をただでもらったら、毎月のお水の契約が待っているのだと思います。あぶねえ……。あたしゃ、洋服を買いに来たんだよ。危うく浄水器の契約させられるところだった……。

 

でも、そのときふと思ったんですよ。

あたいが高校生や大学生に見えたら、浄水器の勧誘をしようとは思わんよね、と。

綺麗なモデルさんみたいな女だったら、近づくのがはばかられていたよね、と。

平日の昼間からふらふらと歩いているおばさんだから「あの暇そうな女を狙え!!」ってなったんだろうね、と。

ハッ!!!!!

あたしゃねえ、今まで、「住宅ローン組みませんか」だの「土地売りませんか」だの、勧誘されることはあったけど、バツイチ独身・実家暮らしで、家計は節約好きの堅実な実母が握ってるのよ!!!!!!!筋金入りの子供部屋おばさんなんだからァ!!!!!

 

はあはあ……、こんなことを叫んだって、空しくなるだけだわ……?

そうだ。これもそれも服のせいだ。私が腹の目立つスカートを履いているから余計な勧誘にひっかかるんだ……!!!!

私は丁寧にお兄さんに「浄水器は間に合ってます」と断り、その場を後にしました。というわけで、次回、買い物編をお送りします!!!

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サイゾーウーマンで沼コラムを連載中のアラフォーウーマン。今日も頭痛と闘いながら散財する日々
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