メルカリでは敵を知り、己を知れば百戦危うからずって孔子が言ってたわ。

【メルカリ】値下げ交渉を成功させるために千葉N子がやっている姑息な手段

2021.04.28 / 千葉N子

あたしゃね、メルカリの最も優れている所は、中古品を安く買うことじゃないと思っているんですよ。

メルカリの最もすごいところ――それはズバリ「そのジャンルの一番つええヤツが見れる」ことだと思・う・わ・け。

「一番つええ」というのは価格。希少価値など。誰かが目ん玉の飛び出る価格をつけている。そして、その価格で取引されている。その現場を目の当たりにすると、「ほええ~」と喉から変な音が出るのです。

そして、メルカリで高いもの順に検索していると、自分の生活圏では知ることのできなかったブランドの知識をどんどん得ることができます。イオンスーパーセンターをデパートと呼んでいるような田舎者のあたしでも、フランスやイタリアのブランドを知ることができるの!

今日も私は「ゴム スカート」を検索していて、おフランスのオシャンティなスカートを発見しました。

「コントワー・デ・コトニエ」という舌を噛みそうなブランド。定価は25000円。それが11200円で売られていました。

私が一目で気に入ったのはそのデザイン性。黒と白の生地で作られたプリーツスカートで、プリーツの見え方によって黒く見えたり、白く見えたりするのです。

ねえねえねえ、そんなオシャンティなスカートって日本にあるゥ!?イッセイミヤケくらいしかできない芸当よ!?

しかも、未使用で「お値下げ・可」と説明文に書かれていました。「常識の範囲内で」と書かれているけど、どこまでが常識の範囲内なのかしら。

お値下げ可の紹介文を見ると、まず私が最初にすることは「出品者さんの受け答えチェック」です。

過去に売られた商品をチェックし、どのくらいの価格交渉に応じているのか見るのです。この場合、購入者の提示した額をそのままOKしている人と、やんわり断って「○○円までなら下げられる」と提案する人と、「その額では譲れません」とぴしゃりと言う人に分かれます。

このなかで、もっともグッドなのはもちろん提示した額をそのままOKしてくれる人。このジャンルの人たちは「売れればそれでいい」という人もいるので、けっこう無茶な価格でもOKしてくれたりするのです。

今回のスカートの方も提示した額をそのままOKしてくれる人のようでした。11200円のスカートなら、大きく出て9500円と提示してみるか……!?断られたら、「すみません、では10500円ではどうでしょうか?」とすかさず聞けばいいもんね。

「提示した額そのままOK」タイプの方には、ちょっと無理そうな価格で一度聞いてみて、「へへ……やっぱりそうですよね、すみません」的な態度で改めて交渉するのがベターってもんよ。だって、底値が知りたいもんね。もし出品者さんが「9000円で売ってもいい」と思っているのに「10000円で売ってください」って宣言しちゃったら、その価格になっちゃうじゃない。千葉N子がクソ性格悪いってことがバレちゃったけどしょうがないわ?

私は今にもコメントをしようとニギニギしながら、ステディに「このスカートどう思う?」と投げかけました。フフフ……きっと「すごいデザイン性の高いスカートだね、日本じゃなかなかみかけないよね、やっぱりN子ちゃんはおしゃれ感度が高いなあ」と言われるに違いないわ?

 

WHAT!!!!!!!!???????

 

第一声が「オシャレ」でもなく「素敵」でもなく「合わせにくそう」……。この答えにあたしゃ衝撃を受けましたよ……。

そう言われて改めて商品を見ると、「未使用」で「半額以下」というのもちょっとひっかかる……かも。なぜ未使用で半額以下で手放そうと思ったのか。

お願い、あたしに納得のいく答えを頂戴!ああん、もしかして履いてみたら絶望的に似合わないなにかがあるの――!?それともステディのいうように、日本人には奇抜すぎるのかしら!?

いずれにしても、ステディの「その服可愛いね!」という言葉をなによりの幸福と思っている私……。すっかり購買意欲が下がり、結局このスカートは見送りました。うむむ。

 

【追記】

今回は「安く買う方法」を暴露しましたが、自分が売る立場の場合、これをやられてしまうと底値でしか買ってもらえないので、購入者さんからの値下げコメントのお願いは、成立してもしなくても、ほかの方の参考にならないように消すのが良いと思います!

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サイゾーウーマンで沼コラムを連載中のアラフォーウーマン。今日も頭痛と闘いながら散財する日々
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